メラノーマ(悪性黒色腫)は主に皮膚に生じる悪性度の高いがんです。早期診断と適切な治療選択は、治療効果を大きく向上させます。メラノーマの診断には、臨床所見に加えて、ダーモスコピー、病理検査、遺伝子検査など専門的技術が必要です。メラノーマの進行を正確に診断するには画像診断やセンチネルリンパ節生検を実施します。病期(ステージ)にあった治療を選択することでよりよい治療効果を上げることができます。メラノーマ治療の基本は外科的手術ですが、進行期メラノーマであっても陽子線、分子標的薬、腫瘍免疫療法が可能になってきました。メラノーマ診療はより専門的になり、関係診療科が協力する診療体制が必要です。メラノーマセンターはそのために開設されました。
センター長 : 森実 真(皮膚科)
副センター長: 吉尾浩太郎(放射線科)
<主要診療科等>
皮膚科
放射線科
病理部
検査部
<協力診療科等>
眼科,緩和支持医療科,口腔外科(病態系・再建系),形成外科,耳鼻咽喉科,腫瘍センター,頭頸部がんセンター,バイオバンク,新医療研究開発センター,大学院医歯薬学総合研究科免疫学講座
<メディカルスタッフ>
医師,歯科医師,看護師,臨床検査技師,診療放射線技師等
<協力施設>
岡山医療センター,津山中央病院,他
中国・四国のメラノーマ診療の拠点です。メラノーマ診療に係わる医療従事者と医学研究者が連携し,先進的診断的検査を提供し,集学的治療を行います。岡山大学病院だけでなく,岡山県内病院の力を結集して,メラノーマ診療にあたります。